マンスリーマンションで自炊生活する上で気を付けておきたいこと

一般的なホテルとマンスリーマンションを比較したとき、もっとも大きな違いは「自炊ができるかどうか?」ではないでしょうか。

マンスリーマンションの設備はホテルと違ってキッチンが備え付けられており、自炊ができます。

自炊ができれば、滞在中の食費を抑えることが可能です。また、三食外食をするよりも、体調管理もしやすくなります。

今回はマンスリーマンションに入居時には自炊をしたいと考えている方向けに、入居前に知っておくべきことをいくつかお話していきましょう。

 

マンスリーマンションのキッチン設備についているもの

もちろんマンスリーマンションにもよりますが、キッチン回りには下記の設備やアイテムが用意されていることが多いでしょう。

 

・キッチン設備(水道、シンク、調理スペースなど)

・コンロ(ガスまたはIH)

・換気扇

・電子レンジ

・冷蔵庫(冷凍機能付き)

 

上記から分かる通り、食材を「煮る」「炒める」「焼く」といった基本的な調理をすることができます。

時間があるときにはおかずを多めに作っておき、電子レンジで温めるといった「作り置き」にも対応できるはずです。

 

意外!?マンスリーマンションのキッチン設備についていないもの

「てっきりあると思っていた」と驚かれることが多いのが、炊飯器です。

炊飯器はついていないことが多いため、利用したい場合はオプションとしてレンタルをすることになるでしょう。

衛生面を考え、備え付けにするのではなく、希望者にのみ貸し出すといった考えの管理会社が多いようです。

時に放置され、内側にカビが発生するおそれもある炊飯器は、常時置いておくのはリスクがあります。

ただ、炊飯器をレンタルするかどうかは要検討です。

それほど長くない滞在期間であれば、温めるだけのレトルトのご飯や麺類を利用してしのぐこともできます。

炊飯器をレンタルするということは、レンタル代に加えてお米代もかかり、重いお米を用意する手間も発生するということです。

炊飯器をレンタルした方が良いのか、それともレトルトでも問題ないのかはよく考えてみましょう。

また、炊飯器と同じく衛生的な問題から、フライパンや鍋、フライ返しやお玉といったキッチングッズもオプション扱いになっているマンスリーマンションもあります。

そうとはいっても高額な料金は発生しないため、必要に応じてレンタルを検討してください。

もちろん自宅から持ち込んでも構いませんし、ものによっては、100円ショップを利用した方が安くなることもあります。

上記のアイテムを含め、マンスリーマンションのキッチン設備についていない可能性があるものは下記です。

 

・炊飯器

・包丁、まな板、フライパン、鍋、フライ返し、お玉

・お皿やコップ、カトラリー類

・電気ケトル

・保温/保冷ポット

・オーブン(オーブンレンジではなく電子レンジのキッチンが多い)

・食器洗い乾燥機

・食器用洗剤とスポンジ

 

自炊を楽しみたい人や、自炊で節約を考えている人は、備え付けられているアイテムは要チェックです。

 

豊富なキッチン家電のオプションを使えるマンスリーマンションもある

マンスリーマンションによっては、ほかにもさまざまなキッチン家電をオプションとして利用することができます。

例えばコーヒーメーカーやトースター、ミキサーやホットプレート、タコ焼き器といった、豊富なアイテムをそろえている管理会社もあるようです。

マンスリーマンションの場合は一般的なホテルとは異なり、人を招くこともできます。

出張先で仲良くなった同僚を招き、一緒に食事をするといったシチュエーションがあれば、そういったキッチン家電を使って調理をするのも良いかもしれません。

こちらも管理会社によりますが、前日といった直近の手配であっても、空いていれば即貸し出し対応をしてくれるところが多いでしょう。

その際には、マンスリーマンション内に友人や知人を招いて良いかという部分も確認しておくとスムーズです。

 

自炊しやすいキッチンを見極めるポイント

マンスリーマンションには基本的にキッチンの設備がついており、オプションを利用すればキッチングッズをすぐに手配できます。

しかし物件によっては、調理をほとんど想定しておらず、お湯を沸かす程度のスペースしか確保されていないケースもあります。

もしマンスリーマンションで頻繁に自炊をする予定であれば、下記の3つのポイントはできるだけ押さえておきたいところです。

 

①ガスまたはIHコンロは2口以上あるか?

普段から自炊をしているのであれば、手際を考えれば1口より2口コンロの方が良いことを実感しているのではないでしょうか。

おかずも汁物も同時に作ることが可能です。

また電熱線を用いたコンロは、過熱に時間がかかり、積極的に自炊をしたい人には向いていません。

 

②まな板や下ごしらえをした食材を置くスペースはあるか?

当然ですが、キッチンスペースは広い方が作業はしやすくなります。

どうしても窮屈な思いをしたくなければ、システムキッチンのような作業スペースが設けられているところを探してみるのがおすすめです。

 

③冷蔵庫は大きめか?

単身者用のマンスリーマンションの場合、流し台の下に小さな冷蔵庫がついているだけの物件もあります。

そうなると一日分しか食材が入らずに苦労する、冷凍ができずに作り置きができないなど、不便さを感じるかもしれません。

必要に応じて、大きいサイズの冷蔵庫がある部屋を探してみましょう。

 

マンスリーマンションの部屋が広かったり、ファミリー向けの物件だったりすると、キッチン設備は良くなっていきます。

都心部よりも郊外の方がスペースの確保が容易になるため、広いキッチンが備え付けられていることが多いです。

良いキッチン設備を狙うなら、郊外もおすすめです。

 

マンスリーマンションの近くにスーパーがあるのか?も重要

入居するマンスリーマンションのキッチンの設備が整っていても、食材を調達できる場所がなければ、自炊をすることが難しくなります。

最近ではコンビニでも野菜や肉を売っていますが、品ぞろえに偏りがあったり、高値になりがちだったりと本格的な自炊をするにあたっては使い勝手の悪さを感じるかもしれません。

自炊をしたいと考えている方はもちろん、長期の入居になることが分かっているのならば、周辺にリーズナブルなスーパーがあるのかどうかも確認しておきましょう。

また、住宅街の中にあるスーパーの場合は、想像しているよりも早い時間に閉店してしまうケースもあるので、自分の活動時間と営業時間がマッチしているのかも確認してください。

 

まとめ

マンスリーマンションにはキッチン設備が備え付けられていることがほとんどです。

せっかく滞在するのですから、これまで調理をしたことがない方もぜひ挑戦してみましょう。

遠方での出張でマンスリーマンションを利用するのであれば、ご当地食材を使って自炊をするのも、楽しみの一つになるかもしれません。

 

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