マンスリーマンションでは延長や途中解約はできるのか？
マンスリーマンションを利用してみようと考えている時に気になるのが契約内容ではないでしょうか。
実際に入居してから住み心地が良くてさらに延長したいと思った時や、逆に何らかの理由により、契約期間の途中で解約したいと考えた時には、どのように対応したら良いのでしょうか。
今回はマンスリーマンションの契約に関する内容です。
マンスリーマンションをこれから利用しようという方や、現在住んでいるけれど上記のような対応に困っているという方はぜひご一読ください。
（※ただし、管理会社によっては異なる場合がありますので、急ぎの対応が必要な方については直接物件の担当者まで連絡することをおすすめします）
マンスリーマンションの契約とは？
まずはマンスリーマンションの基本的な契約方法について確認していきましょう。
入居を開始するには
一般的なマンスリーマンションの契約では、賃貸物件の契約とは異なり保証人が不要で簡単な審査で入居を開始できます。
免許証や保険証などの身分証明書は必須となるため、契約前に準備しておくようにしましょう。
契約方法はどう行うのか
基本的にはインターネットや郵送、FAXなどの通信手段を使って手軽に申し込みをすることが多いのですが、気軽に契約が行えるがゆえに、解約時の手続きや違約金の規定などを見落としてしまうことがあります。
気になる点については契約を完了するまでの間に忘れずに問い合わせるようにしましょう。
入居日が分からない時は
入居を開始するには、契約時に入居日と退去日が決定している必要があります。
入居開始前に入居終了日が具体的に判明していないような時には、実際の契約書内容を見て詳細について確認するようにしましょう。
詳細が不明な時には、契約前に担当者に直接尋ねると安心です。
契約書は必ず確認しよう
また、契約書は郵送だけではなくメールに添付してデータで送られてくることもあります。
物件を取り扱っている企業によってはこれらの契約の流れが異なる可能性もあるので、必ず確認するようにしましょう。
支払方法は要注意
賃貸物件に必要な敷金・礼金はマンスリーマンションでは不要です。
賃貸物件では1ヶ月単位で家賃を支払うことがほとんどですが、マンスリーマンションの契約では、入居前に支払いを求められることがあります。
管理会社によっては賃料以外にも、光熱費や通信費など別途料金が発生することも考えられるため、費用に関してはしっかり把握しておきましょう。
特に長期入居を予定している時には、管理会社によっては賃料を一括で支払わなければならない時もあるので注意が必要です。
マンスリーマンションで延長するには？
マンスリーマンションで契約を延長するために、注意すべき内容が複数あります。
具体的に困りやすい点についてまとめてみたので、それぞれ確認していきましょう。
契約期間を延長したい時は？
マンスリーマンションで契約期間を延長したい時には、延長ではなく再契約という方法になります。
それは、契約時に予定した期日で入居するのが一般的であり、その期日が終了する前に管理会社は次の入居者を決定する必要があるからです。
実際の手続きに関しては、比較的簡略化されることが多いので面倒に感じることは少ないでしょう。
ただし、どのような物件であっても契約終了後の入居者がすでに決まっている時には延長できないので注意しましょう。
入居予定日が長くなりそうな時は？
契約前・入居前に、入居予定日が長くなる可能性がある時には、事前に担当者に伝えておくことで、次の入居者が決定する前に連絡をしてもらえるなどの対応をしてもらえる可能性もあります。
再契約の手順についても各管理会社によって異なるため、できれば契約前に相談しておく方がスムーズに再契約が行えます。
滞在日数が不明な時は？
入居期間の具体的な期日がまったく分からない時には、まずは短めの滞在日数で契約しておいてから、期日が判明次第、すぐに再契約するということも可能です。
物件を取り扱っている管理会社によっては、契約終了予定日の1ヶ月前など特定の期間中にのみ再契約を受け付けていることもあるので、再契約が可能な時期に関しては忘れないように気を付けましょう。
賃料が変わる可能性も
基本的には賃料が変化しないことが多いのですが、再契約時に何らかの理由によって賃料が変化することも考えられます。
安くなる場合はあまり困らないと思いますが、賃料が高くなる可能性もありますので再契約する時には現在の契約内容と変更点がないかを確認するようにしましょう。
マンスリーマンションで途中解約はできる？
入居終了日を切り上げて途中解約する時には、各種の手続きをしなければなりません。
手続き内容に関しては管理会社によって異なるため、途中解約をする可能性が高い時には必ず契約前に確かめておきましょう。
また、管理会社によっては入居終了日が長期間残っている場合、費用が返金されないこともあります。
契約前にできなかった時には入居後でも構わないので、滞在途中で解約する可能性が発生した時に速やかに管理会社に確認するようにしましょう。
基本的にはどれほど短期間の利用であっても、クリーニング費用が必要となります。
入居前であっても、契約をしてしまっている時には違約金やキャンセル費用が発生する可能性もあります。
契約時に長期利用特典などを利用していた時には、その特典が無効になることもあるので注意するようにしましょう。
まとめ
マンスリーマンションの契約に関しては、延長や途中解約をする時の対応方法が各管理会社で異なっています。
物件や管理会社によっては、別途費用がかかることも考えられるため、どのような対応であっても早めに行うことをおすすめします。
さまざまな契約内容について把握した後で契約を結ぶことが理想的ですが、時間がない場合に入居を開始してしまったような時には、退去日が近づく前に担当者まで連絡をしてから再度詳細を確認するようにしましょう。
今回ご紹介した内容はあくまで一般論であるため、物件が決定してから実際に契約を結ぶまでに気になる点があれば、早めに管理会社まで直接確認するようにしましょう。