マンスリーマンションには女性専用物件も。その特徴とは?
マンスリーマンションは、ビジネスや観光といった用途で利用されることが多い物件です。
利用客は男性という印象があるかもしれませんが、中には女性専用の物件もあります。
もちろん男性は入居ができず、住んでいるのは女性ばかりです。
初めてマンスリーマンションを利用する女性や、一人暮らしデビューの女性にとっては、なかなか良い条件が整っている物件だといえるでしょう。
今回は女性専用マンスリーマンションの特徴をお話していきます。
女性専用マンスリーマンションの特徴①:女性に配慮したデザインや設備がある
通常のマンスリーマンションは、男女どちらも使うことから、性別を問わない無難なデザイン・設備になっていることが多いです。
しかし、女性専用マンスリーマンションは入居者が女性に限られているため、デザインや設備も配慮されたものになっています。
例えば壁紙に、明るく柔らかい雰囲気のデザインが採用されていたり、女性向けインテリアが置かれていたりします。
また、衣類が多くなりがちな女性のためにクローゼットが広めに設計されていることもあるなど、細やかな配慮がされているのが特徴です。
そのほかにも、単身者向けマンスリーマンションでは独立洗面台がない物件も多いですが、女性専用の場合はメイクやヘアセットのために、設置されていることは珍しくありません。
独立洗面台の鏡も見やすいよう大きくなっていたり、近くにイスがセットされてあったりと、女性が住むことを想定した設備になっているので、住み心地の良さを感じるかもしれません。
女性専用マンスリーマンションの特徴②:物件のセキュリティが高い
通常のマンスリーマンションのセキュリティは、物件によってさまざまです。
ですが、女性専用マンスリーマンションの場合はどこもセキュリティが整っているのが特徴といえるでしょう。
やはり女性だけが利用する物件ということで、オートロックはもちろんのこと、いくつもの防犯カメラが設置されています。
安心して暮らせるように、管理人や警備が常駐しており、問題が起きればすぐに駆けつけるようになっているところもあるようです。
顔を合わせなくても来訪者とのやり取りや荷物の受取ができるように、カメラ付きのインターフォンや、宅配BOXが設置されていることもあります。
また、女性専用の物件に男性が入り込むと非常に目立つため、不審者の発見から通報も迅速といったメリットがあります。
女性専用マンスリーマンションの特徴③:入居者が女性だけといった安心感がある
女性専用マンスリーマンションは、入居者が女性のみのため、男性が入ってくることはほとんどありません。
また、マンスリーマンションの鍵は複製が難しいため、誰かが合い鍵を持っている可能性も低くなっています。
そのため、男性が出入りするとしても、契約者(女性)とその恋人や友だち、あるいはマンスリーマンションの管理業者などに限られます。
不特定多数が出入りする一般的なマンスリーマンションよりも、安心感を覚えるでしょう。
逆に、自分が恋人や友だちを住居に招きたいと考えることもあるかもしれません。
女性専用マンスリーマンションであっても、性別を問わず人の出入りはできるようになっている物件がほとんどです。
ただ、親族以外の男性は出入り不可とされていたり、宿泊は不可になっていたりすることもあります。
その他にも事前に管理会社宛てに申告が必要な物件もあるので、規約をしっかりと確認することが大切です。
女性専用マンスリーマンションに入居している人は、住民が同性であるという安心感で物件を選んでいることがほとんどのため、細かなルールはしっかりと守りましょう。
女性専用マンスリーマンションの特徴④:女性向けのオプションが用意されている
一般的なマンスリーマンションであっても、備え付けの備品以外にオプションを利用することができます。
女性専用マンスリーマンションの場合、さらに女性に向けたオプションが加わっていることが多いでしょう。
乾燥が気になる女性に向けてアロマ付きの加湿器や、中には美顔器といった美容グッズを利用することもできます。
オプションは月あたり数百円で利用できるため、気になっていたグッズを試すことができるかもしれません。
そのほかにも自炊をする女性向けに、コンパクトで使いやすいホットプレートやホットサンドメーカーなど、趣向をこらしたオプションがそろっているため、滞在中の楽しみの一つになりそうです。
女性専用マンスリーマンションの特徴⑤:とくに学生にとっては便利な立地にある
ここまで読んでみて、女性専用マンスリーマンションは住みやすそうだし、利用してみたいと思った女性もいるかもしれません。
しかし、エリアによってはなかなか見つからないこともあるでしょう。
実は、女性専用マンスリーマンションの主な利用者は学生です。
寮のない離れた学校に通学する子供のために物件を探しているけれども、アパートではセキュリティが心配といった理由で親に選ばれるパターンが多いといわれます。
そういった事情から、付近に教育施設がないエリアでは見つかりづらくなっています。
また、あくまで学生の利用しやすさが基準となるため、教育施設からは近い立地ですが、駅からは少し離れた場所に建っている傾向があります。
女性専用マンスリーマンションってオーナーにメリットはあるの?
女性にとって女性専用マンスリーマンションは非常にありがたい存在ですが、オーナーとしてはどうなのでしょうか。
入居者が女性に限定されるため、需要が狭まるというデメリットは確かにあるでしょう。
しかしオーナーからすると、女性の方が部屋をキレイに使う傾向があり、トラブルも少ないといったメリットがあります。
また、学生が寮代わりに使用するのなら、支払いは親になります。
家賃を滞納せずスムーズな支払いが行われることもあり、女性専用マンスリーマンションの方が、入居者に関するトラブルが少ないというメリットがあるようです。
まとめ
女性専用マンスリーマンションは、入居者となる女性にとってメリットが多い物件です。
物件数が多いとはいえませんが、もし滞在予定の地域に物件を見つけたのなら、一度利用してみてはいかがでしょうか。
絶対に女性専用マンスリーマンションに滞在したいという強い希望があるのなら、複数の物件を管理している会社に問い合わせをして、紹介してもらうのも良いかもしれません。