【トラブル回避】マンスリーマンション入居時の注意点とは？
出張や旅行など、長く自宅を離れる際には、滞在先としてマンスリーマンションを利用しましょう。
長期滞在の場合、ホテルや旅館といった宿泊施設よりも安く利用できます。
アパートやマンションに似ていますが、マンスリーマンションには独自の契約内容やルールが存在します。
今後マンスリーマンションを利用するという人のために、入居時に知っておきたい注意点をご紹介しましょう。
契約書の内容は要チェック！
マンスリーマンションに限ったことではありませんが、契約を結ぶ際には、「契約書」の内容によく目を通しておくことが大切です。
文字数の多い契約書を全て読む時間はないという人は、最低限、以下のポイントだけでもチェックしておいてください。
1.賃料を支払うタイミング
マンスリーマンションの場合は、１ヶ月単位で賃料を後払いするのが一般的ですが、稀に前払いを求められることがあります。
また、賃料の他にも、一定の予約金や補償金の支払いを求められることがあります。
長期滞在の場合は、半年や１年分の賃料を一括で支払わなければならない上に、前払いであることが多いので注意しましょう。
すぐにお金を用意できれば問題ありませんが、自社への申請が必要であったり、まとまったお金を持っていなかったりする人は、事前に賃料の支払いについて調べておいてください。
2.破損の自己負担範囲
さまざまな備品が付属していることが、マンスリーマンションの大きな魅力だといえます。
湯沸かし用のポットやアイロンといったアイテムが使用できるのはありがたいですが、万が一破損してしまった場合には、自己負担で弁償しなければなりません。
この際に、老朽化が原因なのか、故意や過失が原因なのかで、負担金額が異なる場合があります。
マンスリーマンション内の備品が破損した場合に、利用者と管理会社でどちらがどの程度の費用を負担するのか、また、破損の定義についてもよくチェックしておきましょう。
3.途中解約する場合の取り決め
入居期間中に途中解約すると、マンスリーマンションによっては、前払いした賃料が返納されないことがあります。
滞在期間が短くなったから早く退去したいと申し出ても、契約内容によっては賃料を諦めざるを得ないのです。
管理会社によっては、決められた日までに退去を申し出ることで、賃料をいくらか返納してもらえることがあります。
入居時には契約書によく目を通して、「途中解約」の取り決めをしっかり把握しておきましょう。
途中解約にも注意点がありますが、延泊にも注意点が存在します。
滞在期間を伸ばしたくとも、次の入居者が決まっていれば、強制的に退去させられてしまいます。
延泊が決まったら早急に管理会社に連絡をして、部屋を押さえておいてください。
入居時に守るべきルールを把握しておく
契約を結べば、自宅のように自由に過ごせるマンスリーマンションですが、入居中に守らなければならないルールが存在します。
ルールを守らなければ、場合によっては退去させられてしまうこともあるので、今からご紹介する注意点をしっかり守ってください。
1.来訪者を宿泊させる場合
大抵のマンスリーマンションでは、契約者以外の人の宿泊が認められていません。
来訪者を部屋に入れること自体が禁止されている可能性があるので、十分に注意しましょう。
特に「女性限定」といった、制限付きのマンスリーマンションに男性を連れて入ると、大きなトラブルに発展する可能性があります。
来訪者の対応は、必ずマンスリーマンションが定めたルールに従ってください。
管理会社によっては、事前に申請をすれば来訪者を部屋に入れたり、宿泊を許可してもらえたりします。
契約書を見ても来訪者に関する取り決めが見つからない場合は、管理会社に直接相談してみましょう。
2.消耗品の負担範囲
マンスリーマンションでは、入居時にトイレットペーパーや洗濯洗剤といった消耗品が、部屋に用意されていることが多いです。
しかし、入居中に使い切ってしまった場合は、自分で購入して補充する必要があります。
紙類や洗剤といった生活用品は自分で買い足すことが多いですが、電球やリモコンの電池に関しては、管理会社が購入して交換してくれることがあります。
無料で消耗品を交換してくれる会社もあれば、賃料に消耗品の代金が含まれていることもあるので、どこまで自分で買い足す必要があるのか、契約段階で負担範囲を把握しておくと安心です。
3.地域で定められているルール
マンスリーマンションに入居する場合は、契約書の内容にだけ従えば良いというものではありません。
地域のルールも遵守する必要があります。
ゴミ出しの方法や収集日を守ったり、指定された場所だけにゴミを出したりと、その地域で生活させてもらう以上は、地域住民に迷惑が掛からないように注意しましょう。
基本的にマンスリーマンション内の人に引越しのあいさつをする必要はありませんが、住人や近隣住人とすれ違ったら、軽く会釈程度はしておくと良いでしょう。
入居者の移り変わりの激しいマンスリーマンションだからこそ、地域に嫌われない努力が必要です。
キャンペーンの有無を確認してみよう
管理会社によっては、入居者を増やすためにキャンペーンを実施していることがあります。
賃料が50％オフになったり75％オフになったりと大変お得なので、すぐに申し込まずに公式ホームページを確認してみましょう。
賃料の割引に限らず、ルームクリーニング代無料やWi－Fi使い放題といったサービスもあります。
お得なキャンペーンを利用して、賢くマンスリーマンションに滞在してください。
短期滞在でもキャンペーンが利用できますが、長期滞在の場合は、それだけで賃料を割引してもらえる可能性が高いです。
長期滞在を希望する人は、基本的な賃料も併せて確認しておくと良いでしょう。
まとめ
利便性の高いマンスリーマンションですが、入居時に把握しておかなければならない注意点がいくつかあります。
場合によっては退去させられてしまうこともあるので、事前に契約内容によく目を通しておくことが大切です。
管理会社や地域の定めるルールを守って、滞在期間を快適に過ごしましょう。