マンスリーマンションは無職でも契約可?審査基準はどうなっているのか?
一人暮らしをはじめたいと考えた時に、賃貸物件やアパートで入居先を探し始める方は多いのではないでしょうか。
しかし、これらの物件で生活を開始するためには、契約前の審査に合格しなければなりません。
引っ越し後に仕事を探そうとしている時や、専業主婦や学生といった時には賃貸物件の審査を通るのはなかなか難しいかもしれません。
このような時におすすめなのが、短期入居が可能で賃貸物件よりも審査が簡略化されているマンスリーマンションの利用です。
今回は、無職で契約が行える可能性があるマンスリーマンションについての特集です。
無職で賃貸物件の契約は難しい?
既に現在定職に就いている方は、賃貸物件を契約する時の審査では家賃を支払えるだけの能力があるかどうかを重視されます。
例えば、勤続年数や昨年度の年収などです。
勤めている会社の事業規模などが審査対象になることもあります。
しかし、無職の方では上記のような審査を行うことができません。
そのような時に転居をしたい時には、どのような方法を使えば良いのでしょうか。
無職でマンスリーマンションを契約するには
無職の方で入居が可能な物件を探している方は、マンスリーマンションの利用を考えてみてはいかがでしょうか。
ここからは、賃貸物件とは異なるマンスリーマンションの契約をスムーズに行う方法についてご紹介します。
それぞれのポイントが知りたいという方は、見出しに注目して読むとコツが分かるようにまとめているので、チェックしてみてください。
<チェックその1:利用動機を明確にしよう>
短期間の入居を目的としているマンスリーマンションでは、なぜマンスリーマンションを利用したいのかという利用動機が明確であればあるほど、契約がしやすくなります。
例えば、「観光目的のために1ヵ月マンスリーマンションを利用したい」「介護のために3ヵ月マンスリーマンションを利用したい」などです。
<チェックその2:簡単な身分証を準備しよう>
入居審査がほとんどないといわれているマンスリーマンションであっても、簡単な身分証明書(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)のコピーを提出しなければならないことがほとんどです。
基本的にはメールやFAXなどで手軽に申し込みができるマンスリーマンションですが、身分証明書の準備を事前にしておくことで、よりスムーズな手続きをしやすくなります。
<チェックその3:運営会社によって手続きが異なるので注意>
具体的な契約に関わる手続きに関しては、各管理会社によって異なります。
しかし、ある程度の流れを知っておきたい人もいることでしょう。
ここからは、よくある一般的マンスリーマンションの手続きの流れについてご紹介しますので、参考にしてください。
物件を探して問い合わせる
まずは入居を希望している物件を探します。
賃貸物件とは異なり、マンスリーマンションの物件は、基本的にインターネットを利用して探すことが一般的です。
物件の詳細情報や内装写真、物件がある地区などを考慮して、念入りに吟味した後に、管理会社まで連絡を行いましょう。
もし部屋探しが難しい時には、マンスリーマンションの管理会社へ直接問い合わせて、良い物件を紹介してもらいましょう。
申し込みをする
マンスリーマンションの入退室は、賃貸物件に比べるとリアルタイムで空き室情報が変化しやすくなっています。
特に駅に近い物件などの人気物件では、少し考えてから申し込もうと悩んでいるうちに、満室になってしまうことも珍しくないでしょう。
気になる物件を見つけた時には、なるべく早めに申し込み手続きを行った方が良いでしょう。
契約をする
管理会社から各種書類に関する情報がメール、FAX、郵送などで手元に届いた後は、必要事項を記入して返送することで契約手続きが行えます。
この時、身分証明書の写しが必要となるため、事前に準備しておくようにしましょう。
支払いをする
マンスリーマンションの入居費用に関しては、基本的にはすべて前払いです。
事前に入居予定期間を決めてから契約を行うため、ある程度まとまった費用を準備しておくと良いでしょう。
賃貸物件に比べると、敷金・礼金は不要なので、初期費用を抑えられますが、オプション契約を行う場合には、基本料金に加えて別途費用が必要となることに注意しましょう。
入居を開始する
マンスリーマンションでは、鍵の受け取り方法は物件ごとに異なります。
最近では、鍵の受け渡しを簡略化するために、オートロックやパスワード鍵を利用する物件も増えてきました。
管理会社の店舗に直接足を運ぶことは少なくなりましたが、それでもないわけではありません。
鍵を指定の方法で入手できれば、すぐに入居を開始できます。
無職でマンスリーマンションに入居する時の注意
無職でマンスリーマンションに入居をするのに不安だという時には、さらに以下に書かれている注意事項を前もって確認しておくと安心です。
<未成年者は契約できない?>
未成年者の場合、契約行為をするためには親権者の同意が必要であると法律で定められています。
これにはもちろん物件契約も含まれているため、基本的には未成年者が一人暮らしを開始するために、一人で契約を行うことはできません。
しかし、これには例外があります。
未成年者でも結婚している場合、法律上成人としてみなされるため、親権者の同意がなくても物件契約を行うことができます。
無職であっても、例えば、新婚生活に伴い物件探しをしたい時に収入面などで不安がある時には、一時的な仮住まいとしてマンスリーマンションを利用することもできるかもしれません。
<貯金があれば契約しやすい?>
無職であっても、当面の生活費になるようなまとまった貯金がある時には、入居を開始しやすくなります。
賃貸物件に比べて、敷金や礼金は不要となるマンスリーマンションですが、支払い能力があることを証明するためにも、ある程度まとまった費用がある方が契約しやすくなります。
まとめ
賃貸物件に比べてマンスリーマンションの入居は無職の方でも利用しやすい状況です。
現在収入がない専業主婦や学生、未成年などでも条件次第ではスムーズに入居を開始できます。