マンスリーマンションの利用期間中、住民票はどうすればいいの？

マンスリーマンションに住み始めた時に、住民票や住所の取り扱いに困ることがあります。

一般的な賃貸物件に比べて短期間の入居となることが多いマンスリーマンションでは、住民票など何か申請が必要なのかよくわからない方は多いでしょう。

特に数ヶ月もの間マンスリーマンションを借りる時には、宅配便や郵送物などの必要な品々が手元に届かないと不便です。

今回はマンスリーマンションを実際に借りた後に困りやすい住民票や住所に関する特集です。

マンスリーマンションについてのよく聞く質問をまとめていますので、これからマンスリーマンションを借りたい方や現在実際に借りているけれど住民票のことがよくわからないという方はぜひご一読ください。

基本的に住民票の移動はできないことをお忘れなく

初めにお伝えしますが、ウィークリーマンションやマンスリーマンションを利用する時には基本的には住民票の移動はできません。

住民票の移動について記載されている住民基本台帳という法律上では、生活の本拠が移る場合に14日以内の住民票の移動が義務づけられています。

しかし、ウィークリーマンションやマンスリーマンションでは利用者のほとんどに本拠地の場所が別にあるように、一時的な仮住まいとして使われています。

この場合は、住民票の移動は法律上の義務とはみなされないため行わない方が良いでしょう。

住民票を移動しなければ運転免許証などの変更手続きも行えません。

入居中には様々な店舗で会員登録やアンケートなどで住所を記入する機会があるかもしれません。

その時に記入する住民情報としては、なるべく住民票がある住所を記入するようにしましょう。

もしウィークリーマンションやマンスリーマンションの住所を記入してしまうと、ダイレクトメールや各種案内が永続的に届いてしまう可能性があります。

滞在先の住所を記入した場合、退去予定が決まったら次の入居者の迷惑とならないように速やかに住民票の住所へ会員情報を変更するようにしましょう。

クレジットカードの登録住所や郵便物の受け取り、クレジットカードの請求書などは、住民票に登録している住所からマンスリーマンションへ受け取り住所を変更することができます。

郵便局へ転居届を提出すると、転送希望日から1年間は郵便物を転居先へ転送してもらうことができます。

もし1年以上同じマンスリーマンションに継続して住むような時には、1年経過後には再度同様の手続きを行わなければ転送してもらえなくなるので注意しましょう。

マンスリーマンションでは入居から1年経過後に再契約が必要となることが多いので、その時にタイミングを合わせて転居届の手続きを行うようにすると手続きを忘れにくくなります。

転居・転送サービスは各郵便局の窓口もしくは郵便局のホームページで行えますが、実際に郵便物が対応するまでは1週間程度の準備期間が必要となる場合があります。

入居後すぐに郵便物の転送が必要な方は入居が決定次第なるべく早めに行いましょう。

もし郵便物として光熱費に関する請求書が届いた時には、ウィークリーマンションやマンスリーマンションでは支払いが不要なことに注意しましょう。

手違いで手元に届いた場合も考えられるためその時には物件の管理会社まで直接相談しましょう。

通信販売で購入した製品や宅配便の受け取りなど、マンスリーマンションに入居後も各種の宅配便を受け取る場面は多いでしょう。

そのような時にはマンスリーマンションに備え付けられている宅配BOXを利用すると便利です。

玄関口での受け取りが不要になるためセキュリティに不安のある女性の一人暮らしの時にもおすすめです。

また不在の時間が多くて宅配物を玄関口ではなかなか受け取りにくいという時にも、都合に合わせて受け取りが行える宅配BOXのある物件を選ぶと良いでしょう。

宅配BOXのサイズによっては、届いた宅急便が入りきらないことがあります。

その場合、自分が普段よく使う製品などのサイズの宅配BOXがついている物件を事前に選ぶとスムーズです。

例えば、ドリンク類を定期的にまとめて購入することの多い方は、大きめサイズの宅配BOXを利用できるようにすると荷物を無事に受け取ることができます。

宅配BOXがついていない物件や、ついていてもサイズが小さい場合には管理人の常駐について確認しましょう。

管理人が常駐している物件では不在時に宅急便を預かってもらえることもあるので、宅配便が届く機会が多いという方は入居前にこれらの確認を忘れずに行いましょう。

最近ではコンビニエンスストアなどの指定場所に宅配便を預けるサービスも増えてきています。

宅配BOXを上手く活用できないという時には、これらのサービスの利用も検討するようにしましょう。

また宅配便の再配達にかかるコストは社会的な問題になっています。

不在にしがちな方は宅配BOX等を上手く利用して、毎回確実に宅配便を受け取れるように心がけましょう。