出張でマンスリーマンションを利用する際に理解しておくべき間取りのこと

マンスリーマンションを選ぶにあたって、立地と同じくらいに重要なのが間取りです。

平日の日中は外で作業をし、ほとんど夜間や休日に利用するだけなら、最低限の間取りで問題ありません。

しかし、室内で長く過ごしたり、家族で滞在したりする予定がある方は、広めの部屋を検討する必要があるでしょう。

今回はマンスリーマンションに滞在することが初めての方に向けて、間取りについて詳しくお話していきます。

 

単身者向けマンスリーマンションは1K~1DKの間取りが多い

マンスリーマンションは、出張や研修、観光といった目的で個人に利用されることの多い物件です。

そのため、単身者向け(一人暮らし向け)の間取りが多くなっています。とくに多いのが1Kまたは1DKといった間取りです。

寝たりくつろいだりするスペースとキッチン部分が別れており、過ごしやすさと自炊のしやすさが両立された間取りとなっています。

単身者向けマンスリーマンションの間取りに迷ったのなら、1Kまたは1DKを選べば問題ないでしょう。

続いて、別の間取りもチェックしていきましょう。

 

ワンルームの間取りがおすすめの人って?

ワンルームは都市部に多い間取りです。

一つの部屋内にキッチンやリビングといった居住スペースがまとまっている、単身者向けの間取りのことを指します。

1Kや1DKに比べ、家賃や水道光熱費といった費用が安いことがほとんどのため、滞在費用を節約したい方に向いています。

ただ、キッチンのスペースが最小限になっており、自炊をする人にとっては少々物足りなさを感じるかもしれません。

ですが、滞在中はほとんど外出する見込みの方や、料理をする予定のない方には十分に選択肢に入る間取りといえるでしょう。

もちろん、ワンルームでも広々とした間取りで、キッチンスペースもしっかり確保されているマンスリーマンションもあります。

そういった間取りの物件は料理をする方にとっても使い勝手が良いとあって、人気を集めています。

単身でマンスリーマンションに滞在するのであれば、ワンルームも候補に入れてみると、より魅力的な物件と巡り合えるかもしれません。

 

1LDKの間取りがおすすめの人って?

1LDKはキッチンとリビングのほかに、もう1部屋が用意されている間取りです。

多くの場合は、その1部屋を寝室として利用することになるでしょう。

生活するスペースと寝室を分けることができるため、メリハリのある生活が送れるとあって、人気のある間取りです。

一人暮らしでも広い部屋に滞在したい方や、子どものいない夫婦の滞在先としては十分だといえそうです。

ただし、マンスリーマンションの中でも1LDKの間取りの物件は多くはなく、希望するのであれば多少の譲歩が必要になるかもしれません。

なかなか物件が見つからない場合は、希望する最寄り駅からの距離や築年数、設備などを見直し、選択肢を広げてみると良いでしょう。

 

2LDKの間取りがおすすめの人って?

2LDKは先ほどの1LDKの間取りに、もう1部屋が追加された間取りです。

キッチンとリビングのほかにもう2部屋あるため、ファミリー世帯におすすめの間取りになっています。

小さな子どもがいても十分な間取りです。

また、夫婦だけの入居であっても、長く滞在する予定があるのなら、2LDKの物件の方が不自由なく快適な生活が送れるかもしれません。

 

3LDKの間取りがおすすめの人って?

2LDKの間取りに、さらにもう1部屋追加されたのが3LDKです。

キッチンとリビングのほかにもう3部屋といった広さのため、単身者向けではなく、ファミリー世帯向けの物件として紹介されていることがほとんどです。

子どもが大きく、独立した部屋が必要な場合におすすめしたい間取りです。

家族全員で住めることや、企業が定期契約をしていることもあり、なかなか空きが少ない間取りでもあります。

まれに会社の寮として、複数人でシェアする用途でも使用されているようです。

 

広い間取りの物件が予算内。だったら部屋数は多い方が良い?

マンスリーマンションの家賃は地域差が大きいため、滞在先によっては、マンスリーマンションの家賃相場が低い場合があります。

そんなとき、「予算内であれば2LDKのような広々とした物件を選びたい」と考える方もいるかもしれません。

もちろん、広い方が住みやすいと感じるのであれば、単身者でも広い間取りの部屋を契約しても良いでしょう。

しかし迷っているのであれば、自分の生活スタイルにあった最小限の間取りを選ぶことをおすすめします。

予算内だからと契約しても、実際に使用するのはキッチンともう1部屋のみというような生活スタイルだった場合、残りの1部屋は無駄になってしまいます。

使わない部屋のために無駄な費用を払い続けてしまうのは、後悔につながりかねません。

1Rや1LDKよりも家賃はやや高いため、しっかり考えて選ぶべきといえるでしょう。

また、水道光熱費といった固定費も、1Rや1LDKよりも若干高くなります。

固定費は固定された金額を月々に支払うものであるため、使用金額に応じて高くなることはあっても、安くなったからといって返金はありません。

マンスリーマンション内で仕事をしたり、1部屋を荷物置き場や作業場代わりに使ったりといった特別な事情がない限り、できるだけコンパクトな部屋に滞在した方が、生活にかかる費用を抑えられ、後悔しにくい選択になります。

 

まとめ

マンスリーマンションの間取りは、特別な事情がない限りはコンパクトな部屋を選ぶと良いでしょう。

広い部屋を選ぶ際にも、できるだけ「使わない部屋」をつくらないことが、無駄のない部屋を選ぶコツです。

部屋が広くなれば広くなるほど、水道光熱費が高くなることも覚えておきましょう。

ただ、単身者向けの部屋よりも居住スペースが広くなり、キッチンやお風呂の設備も良くなるので、住みやすいといったメリットは感じられそうです。

また、間取り以外にも階数が気になる方も多いかもしれません。

「防犯の面を考えると2階以上の部屋が良いのかな?」と考えがちですが、物件によっては1階でもプライバシーが尊重され、覗かれにくく安心して暮らせるところもあります。

事前に周辺情報をチェックしたり、マンスリーマンションの管理会社に防犯面について問い合わせをしたりして、快適な環境の部屋を選ぶようにしましょう。

 

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