マンスリーマンションのセキュリティってどうなの?一般賃貸との違いは?

マンスリーマンションを利用する方が、立地や家賃と同様に気にするのが「セキュリティ」ではないでしょうか。

ホテルのようにフロントの人が24時間体制で管理してくれるわけでもなく、住人の入れ替わりも激しいため、何らかのトラブルを予感する方もいるかもしれません。

今回はマンスリーマンションのセキュリティについて、一般的な賃貸物件との違いも交えて詳しくお話していきます。

 

マンスリーマンションのセキュリティは一般賃貸と比べるとどうなの?

マンスリーマンションと一般的な賃貸物件としてマンションのセキュリティを比べたとき、その差はほとんどありません。

マンションとして造られた物件をマンスリーマンションに改装して利用している、というケースが多いため、一般的な賃貸物件と変わらないセキュリティシステムが整っています。

余程古い物件でなければ、オートロックが付き、防犯カメラや火災報知器も備え付けられているため、安心して暮らすことができるでしょう。

また、繁華街にあるマンスリーマンションの場合は、入居者がトラブルに遭うのを回避するため、一般的な賃貸物件より防犯カメラの設置が徹底されている物件もあるようです。

マンスリーマンションだからセキュリティが劣っているということはないので、安心してください。

 

ただし、セキュリティの整っていないマンスリーマンションもある

全体的に見ると、マンスリーマンションだからセキュリティが劣っているということはありません。

ですが、築年数が古い物件については、例外として注意が必要です。

中にはオートロックではなかったり、防犯カメラが設置されていなかったりと、安全性に乏しい物件も混ざっています。

こういった物件は家賃が低くなる傾向にありますので、「似た条件の物件と比べて、妙に家賃が安いな……」と不思議に感じたときには、セキュリティ面を確認してみてください。

特にセキュリティ設備がない場合には、物件の情報サイトには書かれていないことが多いです。

例えば「オートロック」を設置しているところなら、アピールポイントになるのでその旨を表記するのですが、設置されていない場合は何も記載されません。

「マンスリーマンションなのだから、オートロックに違いない」と思い込んで契約すると、いざ現地に行ったときにがっかりするということもあるかもしれません。

気になる物件にセキュリティに関する記載がないときには、管理会社に確認してみることをおすすめします。

 

マンスリーマンションの気になる鍵事情。以前の住人とトラブルにならない?

マンスリーマンションによっては、月単位ではなく、数週間の滞在でも受け付けてくれる物件もあります。そこで気になるのが「部屋の鍵」ではないでしょうか。

住人の入れ替わりが激しいため、「中には鍵を複製する人もいたかもしれない」と不安を覚える方もいるかもしれません。

しかしその不安も、きちんと解消できるような仕組みになっています。

マンスリーマンションで使われている部屋の鍵として代表的なのが、「シリンダーキー」と「デジタルロックキー」です。まずは「シリンダーキー」から詳しく説明してきましょう。

 

セキュリティ効果が高い鍵?「シリンダーキー」とは

「シリンダーキー」とは、鍵穴に差し込んでドアを開ける、最もポピュラーな鍵を指します。

シリンダーキーにもいくつか種類があるものの、マンスリーマンションで使用されることが多いのは「ディンプルキー」と呼ばれるものです。

鍵がギザギザとしているタイプではなく、穴の凹凸があるタイプです。

そんなディンプルキーの特徴として、複製されにくいことが挙げられます。

一見複製が簡単そうに見える凸凹ですが、鍵のメーカーにもよっては数億通りの組み合わせがあるといわれています。

微妙な差でもロックを解除することができない精密さがあるため、専用の機械がある鍵屋でしか複製できません。

シリンダーキーの中でも、最もセキュリティが高い存在といえます。

一方で、鍵それぞれに割り振られた「鍵番号」が分かれば取り寄せられるメーカーもあるので、不安を覚える方もいるかもしれません。

しかし、マンスリーマンションの管理会社は、ディンプルキーの鍵番号を登録する際、暗証番号も同時に登録していることが多いです。

追加で購入や取り寄せをするときには鍵番号に加えて暗証番号が必要といったセキュリティを設けているため、基本的には鍵番号だけが分かっても取り寄せは難しいといわれています。

 

これならばセキュリティは万全!?「デジタルロックキー」とは

「デジタルロックキー」はその名の通り、デジタル機器で管理するタイプのキーです。

最新式のタイプならば、あらかじめ指定されているスマートフォンをかざすだけでロックが解除できる高性能なものもあります。

マンスリーマンションに採用されているデジタルロックキーの中で、多く普及しているのが、機器に数字を入力するタイプです。

数字は管理会社が指定することもあれば、物件によっては入居者が指定することもあります。

数字は入居者が変わるごとに即変更されるので、以前の入居者が数字を覚えていたとしても、ロックを解除することはできないようになっています。

自分で数字を覚えておく、他の入居者に見られないように入力するといった必要はありますが、形のない鍵のため、盗まれることも複製されることもありません。

そのため、セキュリティ性能は非常に高いといえるでしょう。

 

駅近くのマンスリーマンションを契約するときには、できるだけセキュリティ効果の高いところがオススメ

基本的にマンスリーマンションは駅近くの立地にあり、繁華街からも近いことがほとんどです。

駅が近かったり、すぐ近くに飲食店が多かったりするのは、マンスリーマンションに滞在する者としては大きなメリットを感じるでしょう。

しかし、人が集まりやすい場所というのは、トラブルも起こりがちです。

そういった問題をできるだけクリアにするためにも、駅近くのマンスリーマンションを契約するときには、セキュリティ面をしっかりチェックすることをおすすめします。

 

まとめ

基本的にマンスリーマンションのセキュリティは、一般的な賃貸物件と変わりなく、安全性が高いといえます。

また、鍵に関しても人の出入りの多いマンスリーマンションだからこそ、複製しにくかったり、数字で管理していたりと、工夫がされていることが多いです。

一時的な滞在先であっても、セキュリティ面はあまり妥協しない方が安心して暮らすことができるでしょう。

マンスリーマンションを探す段階では、まずセキュリティの安全性から確かめてみてください。

 

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