【安心】マンスリーマンションの治安問題「静岡編」
中部地方に位置する静岡県は、世界遺産にも登録されている富士山がある県です。
出張の多い方にとっては、乗っている新幹線が静岡県のエリアに入ると、つい窓の外に富士山の姿を探してしまう方も多いのではないでしょうか?
静岡県というと先ほどの富士山のほか、温泉や茶摘みといった観光のイメージを抱くかもしれませんが、実はビジネスで栄えている都市でもあります。
東京または名古屋に本社を置く企業の工場が静岡県にあるといったパターンもあるため、ビジネスマンが訪れることも多い地域です。そのことから、マンスリーマンションも多く存在しています。
そんな静岡県の治安については、穏やかで安全という印象を持っている方もいるかもしれません。
先述した温泉や茶摘み、さらに穏やかな海といったイメージもあるためです。
では実際に静岡県の治安はどうなのでしょうか。
今回は静岡県内でマンスリーマンションを探している方は要チェックの内容になっています。
静岡県でもマンスリーマンションの多いエリアの治安についてお話していきます。
静岡県全体の治安は良い?悪い?
最初に静岡県全体の治安を見ていくと、日本全国の平均犯罪率が0.9%に対して、静岡県は0.91%になっています。
平均犯罪率はそう変わらず、日本の平均的な治安といえそうです。
また、静岡県内で1位の犯罪率の高さである沼津市でも1.85%、続く御殿場市でも1.50%と、上位のエリアであっても際立って高い数値にはなっていません。
もちろん実際にマンスリーマンションが建つ立地にもよりますが、静岡県内の治安は決して悪くはないといえるでしょう。
次では、マンスリーマンションが多いエリアの治安についてご紹介していきます。
静岡県静岡市駿河区の治安は?
静岡県の中でもっともマンスリーマンションの数が多いエリアが静岡県駿河区です。
ややアップダウンのある地形の多い静岡県内でも平坦な土地が続いており、多くが市街地になっています。
利便性の高いJR静岡駅がある葵区と隣接しているため、場所によっては静岡駅へ歩いていくことも可能です。
静岡駅から駿河湾までは昔ながらの住宅地になっており、静かで落ち着いた雰囲気ながらも、大型スーパーや商店も立ち並んでいます。
東静岡駅付近は近年再開発が進んでおり、近代的な建物が増えているようです。
また、区内にはかつて直立するレッサーパンダとして一世を風靡した風太くんが生まれた「日本平動物園」があります。
他にも美術館や大型公園があり、休日は大いに楽しめるでしょう。
気になる治安を見てみると、静岡県の平均は犯罪率が0.91%に対して、駿河区は1.22%です。
静岡県の中では11位となっています。
静岡県静岡市葵区の治安は?
葵区はJR静岡駅があって移動が快適なことから、マンスリーマンションが多くなっている地域です。
駅前には大型商業施設がならび、スーパーやドラッグストアといった買い物ができるスポットも多数存在しています。
飲食店も多く、駅前だけ見ると「少し賑やかすぎるかな?」といった印象を抱いてしまうかもしれませんが、人が集うエリアはコンパクトにまとまっています。
そのため、賑やかなエリアから少し離れた住居を選ぶだけで静かな住環境が手に入るでしょう。
天気が良い日は建物の間から美しい富士山の姿を望むこともできます。
そんな葵区の犯罪率は1.29%(静岡県平均犯罪率は0.9%)で、数値はやや高いものの、治安が悪いというほどではありません。
この数値は静岡県内では8位になっています。
静岡県浜松市中区の治安は?
浜松市は、静岡県でいちばん人口の多い市です。その中にある中区は、市でも中心部に位置しています。
浜松駅周辺にはショッピングモールといった商業施設だけでなく、官庁や企業の本社などもあり、ビジネス街としての側面も持っています。
JR東海道本線、遠州鉄道西鹿島線の2本が走り、さらに新幹線も利用できるとあって電車で多方面に移動する予定のある方におすすめしたい地域です。
多くの地域が車社会の静岡県ではありますが、中区はバスの路線も充実しています。
そのため、駅から少し離れたマンスリーマンションを選択することで、利用料金を抑えることもできるでしょう。
駅近くのマンスリーマンションは一般的に利用料金が高くなりますが、バスを利用するのであれば駅近くに限る必要はなく、安い物件を探しやすくなるためです。
また、浜松市は楽器製造が盛んな土地でもあり、コンサートホールや浜松市楽器博物館など音楽に親しむ機会が多いでしょう。
音楽好きな方はプライベートも楽しめるかもしれません。
浜松市中区の犯罪率は1.48%(静岡県平均犯罪率は0.9%)とやや高めで、静岡県では4位になっています。
静岡県浜松市西区の治安は?
静岡県浜松市の中でも緑豊かな地域にあるのが西区です。
区内には地形を活かした海水浴場や潮干狩りスポット、大きく整備された公園などがあり、自然に触れあえる機会が多いのが特徴になっています。
そのため子育て世帯も多く、ファミリー向けマンスリーマンションを探しているのならば、ぜひチェックしていただきたいエリアでもあります。
ただし、西区の場合は車がないと生活に不便を感じることもありそうですので、マイカーの持ち込みやレンタカーの手配を検討してみると良さそうです。
西区では海産物が多く水揚げされるため、区内にはリーズナブルな価格で味わわせる個人経営の飲食店も多く、静岡グルメを堪能することもできそうです。
気になる西区の犯罪率は1.03%(静岡県平均犯罪率は0.9%)で、静岡県内では21位です。
今回お話した4つのエリアの中ではいちばん低い数値になっています。
まとめ
日本全体の犯罪率から見ても、静岡県の治安は悪くありません。
また、マンスリーマンションが多く建つ人気のエリアであっても、特別治安が悪いと感じることはなさそうです。
それでもより安心な暮らしをしたいのであれば、まずはマンスリーマンション周辺の情報を調べてみましょう。
深夜営業の居酒屋が密集している、いわゆる繁華街周辺はどうしても治安の悪さを感じる場面が多くなりがちです。
「駅に近いから」と安易に決めてしまうと、後悔する事態に陥るかもしれません。
とくに女性はマンスリーマンションの周辺環境を確認しておきましょう。
また、マンスリーマンションの管理会社に直接問い合わせをするのも良いかもしれません。
マンスリーマンションは内見ができない建物がほとんどですが、その代わり問い合わせ時に、一般的な賃貸物件よりも情報を提供してくれる傾向があります。
インターネットと管理会社への問い合わせで情報収集をし、安全なマンスリーマンション暮らしのスタートを目指してみましょう。