マンスリーマンションを東京で契約する際に押さえておきたい予算について
憧れの東京で一人暮らしを開始する時には、賃貸物件以外にも、敷金・礼金が不要なマンスリーマンションを選択肢の一つとして考える方もいるはずです。
しかし、正しい知識がなければ、マンスリーマンションに入居したものの、気がついた時には費用が高額になっていたという危険性もあります。
東京でマンスリーマンションを探す際には、費用の相場について気にする方は少ないでしょう。
土地勘のない場所では、相場を知らずに安すぎる希望を出したり取り扱い企業からの情報をそのまま鵜呑みにしてしまいやすいものです。
今回は、東京でマンスリーマンションを契約する時に必要となる予算についてのお話です。
特に地方から初めて東京へ出てきた人は、ぜひご一読ください。
東京にあるマンスリーマンションの相場は
マンスリーマンションの相場は、約10万円～16万円です。
東京は、人口密度が全国一位の都市です。
地価が高いため、賃貸物件やビジネスホテルと同様に、賃料が上昇傾向にあります。
郊外にある物件や、アクセスがあまり良くない場所にある物件、築年数の長い物件などは、賃料が安い物件もあるため、安い物件を探しているときには条件を下げて探してみると良いでしょう。
東京にあるマンスリーマンションの予算は
東京には、ビジネスホテルや賃貸物件などの宿泊施設が数多く存在していますが、マンスリーマンションについても同様です。
東京のマンスリーマンションに必要な予算についてそれぞれまとめてみました。
初めて東京に滞在する予定がある方は、参考にしてください。
必ず必要な費用
賃料
物件を利用する際に必要な費用が賃料です。
日数ごとに応じて設定されていることが多く、長期滞在をすればするほど１日あたりの賃料が安くなることがほとんどです。
マンスリーマンションでは、賃料以外にも色々な費用が必要です。
賃料＝必要な予算ではないことに注意しましょう。
光熱費
電気、ガス、水道などの光熱費に関しては、日数ごとに費用が設定されていることがほとんどです。
相場としては600円～800円程度ですが、契約者本人以外の利用者が増えた時には、賃料に加えて人数分の光熱費が必要になります。
ただし、２人目以降は賃料や光熱費が半分になる場合もあります。
清掃費
入居者が短期間で入れ替わることを前提としているマンスリーマンションは、退去後に専門的な清掃（クリーニング）を行っています。
ほとんどの物件で契約時に清掃費が必要になります。
企業によっては一定料金で設定していることもありますが、賃料と同様に契約日数によって変化することがあります。
１万円～数万円程度の予算を確保しておくと安心です。
必要になるかもしれない費用
管理費（共益費）
マンスリーマンションの管理費は、賃貸物件では共益費として使われている費用です。
エレベーターホールやエントランス、廊下などの他の入居者が使用する場所を清掃・修繕するための費用として使われています。
企業や物件によっては、管理費を必要としていない物もあります。
入居に必要な費用を安くしたい時には、管理費の有無について確認すると良いでしょう。
通信費
インターネットを接続するために必要な費用です。
新築・築浅物件では、インターネット使用料が無料なものもありますが、通信速度にこだわりがある方や、Wi-Fi利用を追加したい時などには、別途追加費用が必要になることがあります。
1ヵ月に数千円程度とご自身で契約する時よりは安くなることがありますが、積み重なるとまとまった費用が必要になる可能性があるので、入居前に確認した方が良いでしょう。
契約手数料
企業によっては、物件ごとに契約手数料が必要になることがあります。
もちろん、契約手数料が無料な場合もあるため、東京のマンスリーマンションに入居を予定している時には忘れずにチェックするようにしましょう。
解約金や違約金
様々な都合によって、契約時に予定していた退居予定日よりも早く退居が決定してしまった時には、解約金や違約金が必要になることがあります。
特に、退居予定日を大幅に残したままの退居が決まった時には、返金に関してトラブルに繋がることがあります。
退居予定日までの支払いに関して返金を行わないばかりか、高額な解約金や違約金を請求するようなケースもあるかもしれません。
退居日が決定した時には、なるべく早く連絡することは当然ですが、契約時に中途解約についても確認しておくと良いでしょう。
退居予定日が未定の場合は、短めに設定しておき、延長や他の物件を利用するなどの利用が安全です。
鍵交換代
基本的に、預かった鍵を紛失してしまった時には、別途鍵交換代を請求されることがあります。
自分のミスではあるものの、建物に使われている鍵の本体ごと交換することがほとんどです。
数万円の出費が必要になる可能性があるため、鍵の保管については慎重に行うようにしましょう。
また、物件によっては入居時に鍵本体を交換するという名目で鍵交換代を請求するケースもあるため、初期費用に入るか注意しましょう。
保証金や保険金
保証金や保険金という入居時の一時預かり金を費用として請求する企業もあります。
退去時に返金するケースや、入居を継続することで返金するケースなど様々な対応が取られています。
寝具代
基本設備に含まれていることが多い寝具ですが、オプションとしてレンタルしている場合もあります。
１日数百円程度であっても、長期滞在する時にはかなりの高額になってしまいます。
レンタル品を利用する時は、親族や友人の一時的な宿泊に限るなど使用方法についてご自身で設定しておくと、追加費用が安く抑えられます。
まとめ
東京にあるマンスリーマンションを利用するときに、注意すべき予算があることを知っておきましょう。
東京は、マンスリーマンションの物件数も多く、取り扱っている企業も様々です。
賃料が安い物件であっても、それ以外の費用が必要になってしまった時には、総額の費用が高額になる可能性があります。
気軽に入居を開始できることが多い物件であっても、東京に初めて住む時には、特に費用の詳細についてしっかり確認するようにしましょう。